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トークイベントと展示のご案内

  • 執筆者の写真: kuaosakaclub
    kuaosakaclub
  • 2024年7月27日
  • 読了時間: 3分

2016年度洋画分野修了生の増田正昭です。

東京のモスクでトークイベント&パネル展を主催します。 ご覧いただければ幸いです。

被爆二世画家・増田正昭が描く「ヒロシマで被爆したムスリムの南方特別留学生」                                             

ムスリムだったオマールさんやユソフさん、そしてラザクさんの生きた証を、ムスリムの方々にとって大切な場所でお伝えすることになりました。みなさまぜひおでかけください。


日時 トークイベント:8月3日(土)13:00〜14:00(パネル展/10:00~17:00)

話し手: 増田正昭/聞き手:榊原恵美子

会場 東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター/多目的ホール

*トークイベント、パネル展ともに無料・申し込み不要(どなたでもご参加いただけます)

問い合わせ先 榊原: vuky2893@yahoo.co.jp





【増田正昭プロフィール】

1952年に広島市に生まれる(被爆 2世)。50歳で絵画に出会い、京都芸術大学大学院洋画部門を修了。これまでに9回の個展を開催し、 2020年には第 10 回国際平和博物館会議で「肖像画で被爆体験を語り継ぐ」をテーマにプレゼンを行う。 画家としての活動のほか、京都被爆二世三世の会世話人、 京都市里親会会長など幅広い活動を行っている。


【榊原恵美子プロフィール】

「名もなき人の生きた証を伝えたい」との思いから、単身で2018年に語り継ぎプロジェクト「Storytelling for Tomorrow」を立ち上げる。活動当初から南方特別留学生の語り継ぎを行い、2023年には元南方特別留学生、故アブドゥル・ラザク氏ご遺族との対面も実現した。


【イベント紹介文】

1945年8月6日、原爆により多くの命が犠牲になった広島。そこにムスリムの南方特別留学生(*)9名がいたことは広く知られていません。

この事実を伝えるため、被爆二世画家の増田正昭氏は、まず3名の肖像画を描きます。描いたのはマレーシア(当時/マラヤ)出身のサイド・オマールさん、ニック・ユソフさん、アブドゥル・ラザクさん。みな敬虔なムスリムであり、来日時は10代の少年でした。

このうち母国への帰国が叶ったのは、ラザクさん一人。オマールさんとユソフさんは原爆で亡くなってしまったのです。

被爆二世として、ひとりの日本人として、肖像画を描く決意をしたと語る増田氏。

トークイベントでは3名の肖像画を前に、オマールさんら3名への思いや肖像画完成までのエピソードをうかがいます。

ぜひ会場におでかけいただき、増田氏の作品と思いに触れていただければ幸いです。

(*)太平洋戦争中の1943年から1944年の間、大日本帝国政府が東南アジアの各占領地区から招いた国費留学生。第一期と二期生を合わせ205名が日本の大学等で学び、戦後は各界で活躍し、母国と日本の架け橋として尽力した元留学生も多くいた。


【パネル展】

<被爆者・被爆二世の肖像画>

モデルとなる被爆者・被爆二世と時間をかけて語り合い、その生きざまを捉えた後に絵筆を握るという増田氏。今回はそうして生まれた作品53点を展示します。

<「オマールさんを訪ねる旅」紹介パネル>

地域学習でサイド・オマールさんのお墓を見つけ、オマールさんを訪ねる旅に出た、修学院小学校(京都市左京区)の子どもたちの奮闘を伝えるパネル。

<原爆を知るパネル/上田紘治さん(広島にて三歳被爆)による解説あり

*トークイベントの最後に上田さんによるオカリナ演奏あり。





 
 
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